左官の仕事とは

左官というのは、壁を塗っていく作業を行う職人のことです。 
建設に関わる職種はいくつもあり、今の時代のニーズによって生まれた職種もたくさんありますが、左官は昔から建設の現場で活躍してきたもののひとつです! 




左官職人がコテと呼ばれる道具を使い、漆喰などの壁を塗りあげていくイメージが浮かぶ人も多いのではないでしょうか? 
一般的に漆喰や土壁を塗りあげるイメージがあると思いますが、タイル貼りやコンクリートの床の仕上げも左官の仕事範囲に含まれます。 




左官職人になるのに資格や学歴は特に必要ありません。 
やる気さえあれば誰でも就くことが可能です! 
腕の良さがものをいう、昔ながらの職人が活躍している現場でもあります。 




実際には、コンクリートでできた躯体(壁や柱や床などの建物の土台)をキレイに整えたり、ミリ単位で整形していく、高度で細かい作業の連続です。 
例えばビルの柱だと、まず太い針金の周りに木枠を作ってそこにミキサー車やポンプからコンクリートを流し込むことで鉄筋コンクリートの素地ができます。 
ここまでは重機による作業のため、表面がデコボコしていたり、微妙にサイズが狂っていたりします。 




そこに何もせずにタイルや壁紙などを貼ると、微妙にずれが起きてタイルや壁紙の加工が必要になります。サッシもサイズが合わず斜めに曲がってしまったり。

そこで、左官は形を整えて見た目をキレイにするだけではなく、タイルやサッシが一寸の狂いもなくピッタリ入るように調節しています。 
こうして左官は建設現場における高度な技術屋として貢献しています。 
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